公共空間での私的撮影におけるモラルというか何というか……

写真撮影

こういう腕章って、ネットでけっこう売られているようで、多くはイベント用品の一部として販売されているんだろうなというものが多いのだけど、先日行った公共公園の花祭りで明らかにコスプレイヤーとの個人撮影に来ていたであろうカメラマンが腕に「撮影」という腕章を付けて、あたかも事務局に許可を受けている感を演出した撮影に遭遇した。

実際、公式の撮影をしている事務局方はいたのだけど、そちらはスタッフシャツなので、明らかにこのコスプレイヤーの撮影は私的なものなのだということが伝わってくる。
しかし、一般の来場者にとっては、そんな判断も付かないので、こんな腕章を付けていると、あたかも事務局の許可か何かを受けた公式なものというような印象に映り、ついつい配慮をしてしまう現象に遭遇する。
実際は?そんなものは無く、およそこちらの個人撮影はそういうものを偽装している(もしくはそういうカメラマン感を演出したいという、一種のコスプレかもしれない)とおよそ断定した。

そもそも一般の観光客がごった返す晴れた休日にそんな撮影を通常は個別許可するわけもなく、異常なものであることは理解に容易い。数年前にどこかの公園で紫陽花が満開な頃にコスプレ撮影を企画するイベント会社主催の撮影イベントをしていたところに遭遇したが、まぁ事務局がトラブル防止に動いていたことは言うまでも無く、面倒な話である。

時に撮影していると、ついつい周りが見えなくなって独りよがりになりがちになってしまうのは、カメラでファインダーを覗いているとそこからの世界しか見えないので仕方ないなと思うのだけど、最低限自分たちはイレギュラーなんだと言うぐらいの気持ちで周囲を優先するような配慮が無ければ、あのはた迷惑なバカ撮り鉄と同類になってしまうことを肝に銘じた方が良い。
それでも占有して好き勝手に撮りたいなら、時間と金をかけて特別扱いをしてもらうべきだ。

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